秋山 蓮 ―――――春は嫌い
 
 
生暖かい風・・・
ポカポカとする陽気・・・
 
全てが嫌いなんだ――――――
 
 
 
 
 
そして、一番嫌いな理由・・・出会いの季節
 
 
 
 
 
生暖かい風が僕を包み込むと
 
今年もまた、春が来たなって実感するんだ。
 
 
 
 
「――・・転校生が来ました。名前は――」
 
 
転校生、か・・・まぁ、どうでもいいや・・・
 
転校生が入ってきたが、このポカポカする暖かい季節、寝ずにいられない・・
睡魔が僕を襲う―――・・・
 
 
「―・・。じゃあ席は、秋山君の隣で。」
 
・・・・っっ!?!? え・・・・最悪・・。
 
眠気が一気に覚めてしまった。
 
仕方なく、頭を上げた。
 
 
 
そして、僕の様子を窺うように
「・・・? よろしくね?」
 
僕に向けられた笑顔と一緒に何かが僕の中で生まれた――・・・
 
 
「・・・・よろしく。」
 
 
 
―――――――――――やっぱり春は好きです。
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